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「人の自然治癒力とはなにか−養生法の復権」 |
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財団法人 東京都剣道連盟 会長 伊藤 元明 |
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大スクリーンのスライド画像を聴衆と共有して、講演会は始まりました。 |
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澱みなく語られる数々の博識ある言葉に、聴衆は静かに耳を傾けています。 |
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スライドの標題と講演内容の一部をメモしました。 |
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[01] 細胞 |
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受精卵の細胞分裂と雲丹への放射線照射研究から得られる事実。 |
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[02] オジギソウが語るもの |
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休息と活動の繰り返しが人間の活動の原点。 |
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[03] すべての細胞は宇宙からの力を感じ、まだ我々にはわからない機構によって |
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それに反応している。 |
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[04] ヒポクラテス以前のギリシア医学 |
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アスクレピオスの古い神殿の話。 |
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[05] ヒポクラテスの誓言 |
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「余は、患者に害を加え不正に働かすことなく、余の能力と判断の限りを尽くし |
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人々を救済するために、養生法を利用せんと欲す」 |
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[06] 医術は技術 |
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ヒポクラテスの「古い医術について」の紹介。 |
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[07] 基本的人為運動としての走 |
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着衣走の効用など。 |
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[08] 古代中国の医学 |
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聖人は未病を治す。 聖人とは…… |
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[09] 養生訓 |
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貝原益軒が著した養生訓とは。 |
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[10] 日本におけるヒポクラテスの自然治癒力の流布 |
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平野重誠は自然作用力( = テンネンノチカラ)と翻訳。 |
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緒方洪庵は自然良能と翻訳。 |
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[11] 自然治癒力の思想 |
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1.医療の主体は痛み苦しんでいる患者 |
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医療する人は補助者であり支援者である。 |
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2. 病気は健康に至る肯定的な現象である。 |
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3. 自然治癒力は普段の養生によって保たれる。 |
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4. 治療に際し、自然治癒力を傷つけず、過度な技術的介入をすべき |
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ではない。 |
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参集の皆さんは病気を通過して、克服され、調和してここにおられるのです。 |
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三の話(三人の医者の話を聞く、三角形を形づくる剣道審判法について) |
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[12] 剣道マンの特有な骨化像 |
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著者 伊藤 京逸 氏の紹介 |
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[13] 資料・写真 中山博道、笹森順造、……… |
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[14] 高野佐三郎の手の内 |
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[15] 持田盛二範士の左手根部は |
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[16] ヒポクラテスの養生法とは |
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自ら癒し |
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生活を律し |
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暮らしを立て直す文化 |
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[17] ヒポクラテスの箴言とは |
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生命はみじかい |
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技術はながい |
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機会は去りやすい |
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経験はだまされやすい |
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判断はむずかしい |
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大勢の拍手を受け、講演は成功裏に終了しました。 |